ブックレビュー

読んだ本の解説や感想を書きます。

大泉エッセイ 僕が綴った16年 (角川文庫)

大泉洋さんのエッセー

こちらの本は、大泉洋さんがさまざまな雑誌で書いた16年分のエッセーをまとめたもの。表紙『あだち充』さん(タッチの作者)の挿し絵がなんともかわいい💕各エッセーの最後に、本人の振返りコメントがあるのも、裏話を聞ける感じが楽しい☺️

パート1『アルバイトニュースan北海道版』に書いたエッセー。

ちょっと文字数が短すぎて物足りない気はするけど、家族と仲良し(特にじいちゃん)なのがよく伝わってほっこりする。でもつらい時期もあったみたいで、ときどきシリアス。まぁ、人生いろいろありますわな。

ちなみに、私は『僕と八五郎』という車のエッセーが1番気に入ったよ。私は車を持ってないからわからないけど、車との思い出は感慨深いものがありますね。

パート2 大泉洋のワガママ絵日記(『北海道版じゃらん発』に書いたエッセー。)

パート2から文字数がグッと増えて、大泉洋さんがどんな方なのか、本当によくわかるようになってる。ここでも、家族愛がわかるエピソードが多くほっこりすることがちらほら。なかでも、お兄さんと舞浜のDランドに行かれて〇〇城ミステリーツアーに参加した時の話は笑った。ありましたねそのアトラクション。この話を読んで、お兄さまの、洋さんのプロデュース能力は素晴らしい(笑)と思いました。彼の面白さをきちんと把握した上で指示をお出しになられてる。

最近、お兄さまが函館市長になられたと聞きましたが、きっと函館を今よりずっと楽しい街にプロデュースしてくれるんじゃないでしょうか。私は函館に、というか北海道に行ったことがないんですけど、Twitter で、函館はつまらないからみんな札幌や本州に行っちゃうと言っている方がいました。お兄さまのプロデュースの才能にお任せして、楽しい街にしてもらいましょう。

あと、TRAM NACS(洋さんの劇団)のメンバーで東京国際映画祭でレッドカーペットを歩いた話も、有名人はみんな慣れっこなのかなと思いきやそうでもなく緊張するんだなとか、面白かったです。

パート3 俺の大地『雑誌SWITCH』に書いたもの

杉さまの公演の感想を書いてる『エンターテイメントの真髄』は、おばちゃま、おばあちゃま方の反応を読むのが楽しかった。みなさん、完璧にフィクションとして楽しんでる笑

あとTEAM NACSの『全国公演の醍醐味?』の話と『(全国公演をして)それぞれの街で感じたこと』という両話も面白かったですね。街によって観客の性格カラーがあるんだ。

パート4 書き下ろし

『TEAM NACSの奇跡』の話が面白かったなぁ。他劇団も招いた公演の打ち上げ?の話がめちゃくちゃ面白かった。もうすでに最高潮に盛り上がっているのに、それをさらに盛り上げちゃうTEAM NACSさんたち、すごいですね笑

気分が落ちている時に読むと、元気になれます。大泉洋さん、ありがとうございます。

#エッセー #大泉洋 #北海道 #teamnacs