ブックレビュー

読んだ本の解説や感想を書きます。

謎解きはディナーのあとで

次は、北川景子さん主演でドラマ化もされた『謎解きはディナーのあとで』というライトミステリーをご紹介します。この本を読んだのは2回目。

超絶金持ちお嬢様の麗子さまが、社会勉強で(?)刑事として働いている時に起こる殺人事件を解決していく話。キーマンはクセのある麗子の執事・『影山』。ヒロインは麗子で、男性の主人公は影山さんですね。ドラマでは、影山さんは櫻井翔くんじゃなかったかな?

絵の、テーブルの下にいる白いスーツの人は、麗子の上司の風祭警部。麗子の家よりは格下だけど、彼もかなりの金持ち一家の出身。おぼっちゃまな物腰が鼻につく設定の、常に登場する外せない脇役さんです。

風祭警部、小説では32歳の設定だけど、ドラマでは40歳で椎名桔平さんが演じられたようです。小説だとちょっと痛いおぼっちゃまな設定だから、たぶんコミカルに演じられたんだろうけど、キャストが椎名桔平さんの時点でダンディでステキだった感じがするなぁ。

この小説は本当におもしろい。影山の、麗子様に対するパンチの効いた口撃が最高に痛快。

一例「お嬢様の目は節穴でございますか?」

こんなこと言ってもクビにならないのは、彼には非凡な才能があるから。どう非凡なのかは読んでからのお楽しみ、ということで。

ミステリーだけど重すぎないから、気持ちが落ちている時も、『アハハ〜😃』と笑って読める。影山のキャラ、最高です。

#ミステリー #ライトミステリー #ドラマ化 #東川篤哉